密着取材 39日目 晴れ
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カリブのなぞ
見覚えのある生き物の正体は、カリブだった。
両脇に白い岩の様な塊を抱えて、えっさほいさと駆け上がって行く。
私は急いで後を追おうとするが、早くて追いつけない。
あっという間に距離は離れ、カリブは見えなくなってしまった。
こんなところでカリブは何をしているのだろう。
奇妙な習性でもあるのならば、なんとかしてカメラに収めたい。
間に合うと良いのだが・・・
下山したくなる気持ちを抑えながら、やっとの思いで頂上まで到達。
灯台とは比較にならない程、圧倒的な景観だった。
・・・と、景色を楽しむのも程々にしてカリブを探さなければ。
まだ居てくれると良いが・・・
ぐるりと辺りを見渡すと少し離れた場所に、カリブの姿を発見。
何をしているのだろうか?