密着取材 5日目 晴れ 灯台のてっぺんで あまりの衝撃と興奮に少し疲れた私は、ひとまず灯台へと戻る事にした。 螺旋の階段をゆっくりと登って、てっぺんまで登る。 ホコリ臭さの残るこの灯台は、普段あまり使われていないのだろうか。 都合が良いので、私は壁に背中をもたれかけ一息ついた。 やっと見つけたフシギな島、まりいずめいと。 この先困難もあるだろうが、なんとしてもスクープを取り続けなければ。 殺風景なこの浜辺とは対照的に、私の瞳には真っ赤な夕日に照らされた海が映しだされているのであった。