密着取材 42日目 晴れ
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粉の正体
しょっぱい。
口の中いっぱいに、しょっぱさが広がる。
間違いない・・・これは塩だ!
という事はこの山全体は塩の塊だったという事なのか!
カリブが体を小刻みに震わせていたのは、塩のしょっぱさからだったというワケか。
再びカリブに目を向けると、粉を舐め終えてまったりとしている。
よくよく考えてみると、カリブは2つ岩を用意していた。
そして、それぞれを粉にして舐めては違った表情で味わっていた。
もしかすると、山の部位によっては違った味わいになっているのではないか。
そう思ってそこらじゅうの岩壁をぺろりと舐め回ってみた。
塩・・塩・・ここも・・塩。
やはりどこも同じか・・・と、諦めかけたその時だった。
甘い・・甘い場所がある!
その味は間違いなく砂糖。
どうやらこの山は塩と砂糖の塊そのもので出来ているらしい。
カリブは塩と砂糖を交互に舐めていたというワケか!
確かに甘い物を食べたあとは、塩辛い物が欲しくなったりするが・・(笑)
しかし、こんな山があるだなんて!
まりいずめいと・・・なんて島だ!